本書の内容
編集者からのコメント
今までの類書は、内容が初級者向けの簡単なものが多く、漢字語や漢字音全般の学習をカバーするには物足りなさがあった。その点このハンドブックは、ほぼ全ての韓国語漢字音について、日本語の音読みを対照させている。また韓国語に特有な「頭音法則」や、「同音異義語」「日韓の漢字語の違い」など、漢字にまつわるあらゆる学習必須事項が1冊の本に盛り込まれている最強のハンドブックである。 *実際に手に取ってみるとおわかりのように、ハングルの組み合わせが日本語のどのような漢字音になるのかが系統的に一覧表にまとめられていて、「音」から「漢字」が簡単に類推できるように工夫されています。ざっと企画から発売までかかったのは2年。この表の作成にはいちばん苦労しましたが、新しい「韓国語の漢字語の勉強の形」がここにあります。自信を持ってお勧めします。
著者について
今井久美雄
内科医師。韓国語講師。著書『韓国語形容詞強化ハンドブック』(白水社)、『暮らしの韓国語表現6000 改訂版』『暮らしの韓国語単語10,000』『3場面で広がる 日常韓国語会話ネイティブの公式』(ともに語研)など多数。
目次より
第1部 ハングルから漢字を探す
第1章 初声から漢字音の感覚をつかむ
第2章 初声+中声から漢字音の感覚をつかむ
第3章 終声から漢字音の感覚をつかむ
第2部 これだけは知っておきたい韓国語の漢字の知識
[付録]
日韓で漢字音がほぼ同じもの317字
漢字の部首
日本の漢字体と韓国語の漢字体
韓国の漢文教育用基礎漢字であって日本の常用漢字ではない155字
常用漢字の韓国語読みとその熟語
「呉音」と「漢音」の対照表
韓国・北朝鮮の行政区分