アメコミ、映画好きにとっての年に一度のイベントである東京コミコンが本年も12月6~8日に開催されました。
当社もNetflixでドラマ化されている『サンドマン』の日本語版コミックス出版社として、2年連続の参加となります。
初日のオープニングは例年通りの豪華な顔ぶれがステージに。なかでも、ここ数年毎年参加されているマッツ・ミケルセン氏の人気には驚かされます。先日、初めてNYのコミコンに参加したヒュー・ダンシー氏やベネディクト・カンバーバッチ氏、コミコンは東京にしか出たことがないというジュード・ロウ氏、日本を楽しむジェイソン・モモア氏、さらには日本のアニメ好きとして知られるジョン・ボイエガ氏、夫婦参加のベン・マッケンジー、モリーナ・バッカリン夫妻、そして東京コミコンの長老クリストファー・ロイド氏まで、メインキャストがここまで揃うのはさすがコミコンです。
夏の大阪コミコンからアンバサダーを務める齋藤工さんもゲストに劣らぬ存在感が。先日、エミー賞に輝いた『神の雫』の山下智久さんも舞台に駆けつけ、コミコンを初年度から知っている筆者としては、ゲストが本当に豪華になったという印象です。
今回、オープニング後に行われた齋藤工さんの取材にも出席。齋藤さん自身が本当に映画好きであり、このイベントに関われることを心から楽しんでいるとのこと。特に印象的だったのは「年末のコミコンは映画好きへのご褒美だ」というお話です。近年、映画のプレミアというイベントが減るなかで、海外映画好きには間違いなく年末のご褒美だなと感じました。
今後は、日本人の役者さんがサイン会や撮影をする機会が増えていくと、昨今の映画館離れ解消に少し歯止めがかかるのではと期待してしまいます。
セレブリティエリアの熱気は凄く、特にマッツ・ミケルセン氏のチケットは売り切れが多くさすがの人気! 来年「スター・ウォーズ セレブレーション」を控えているだけありコスプレステージも圧巻で、『スター・ウォーズ』のファン層の厚みを感じさせるものでした。
さて、当社のミッションはなんといっても『サンドマン』と日本語版コミックスを広めることです! コミコン直前に、新刊『サンドマン4 霧の季節』を発売したこともあり、少しでも勢いをつけておきたいと意気込んで出展しました。
左の写真は海外からお越しのドリームのコスプレイヤーさん
今年の特典はタロットカードに加えて、ドリーム、デザイア、デスの印形をデザインしたアクリルスタンド。『サンドマン4 霧の季節』に登場するドリームの部屋にかかっている額をイメージして制作したものです。また、ブースにお立ち寄りくださった方には、特製しおりをご用意。通りがかったアメコミファンの方々に好評いただいたようです!
土曜と最終日には、タロットカードのデザイナーであるスズキエイミさんにご来場いただき、サイン会を開催。タロットカードへのサインを依頼される方はもちろん、昨年の翻訳者サイン会の時の『サンドマン』をお持ちになって、そこにサインをリクエストされるファンがいらっしゃったことには、立ち会ったスタッフも大変嬉しく思いました。
また、最終日のトピックスは、アンバサダーの斎藤工さんが当社のブースにお立ち寄りくださったことです! コミコン会場のアーティストアレイやさまざまな出展ブースにお越しになり、気さくに出展者とコミュニケーションをとられておられたのですが、『サンドマン』を手に取ってくださった瞬間にはスタッフも感動…!今後も『サンドマン』シリーズを日本でしっかりとお届けしていかなければという思いを強くしました。
ご来場いただきました皆さま、ありがとうございました。また、来場はかなわなかった『サンドマン』読者の方々からはXを通して応援していただき、大変心強かったです。
来春には『サンドマン5 あなたのゲーム』を刊行予定。ぜひご期待ください。